裏銀座縦走

山行日:2014年7月24~28日

参加人数:男性2名

ルート:

コース:

7/24(木):秋葉原21:55→竹橋22:25→4:00七倉山荘5:30→(タクシー)→高瀬ダム
7/25(金):高瀬ダム5:40→6:15水場→ブナ立尾根→9:45烏帽子小屋→10:40烏帽子岳→11:45烏帽子小屋(泊)
7/26(土):小屋5:40→三ツ岳→8:20野口五郎小屋→8:35野口五郎岳8:45→10:35東沢乗越→11:25水晶小屋→12:05水晶岳→13:30ワリモ北分岐→13:50ワリモ岳→14:30鷲羽岳14:50→15:45三俣山荘(泊)
7/27(日):山荘5:40→6:35三俣蓮華岳→7:50双六岳→8:40双六小屋→9:48花見平→10:00弓折分岐→10:20弓折岳→大ノマ岳→13:00秩父平→13:40抜戸岳分岐→15:05笠ヶ岳山荘→15:50笠ヶ岳→笠ヶ岳山荘(泊)
7/28(月):山荘5:40→6:50抜戸岳分岐→(笠新道)→7:40杓子平→10:40登山口→11:40新穂高バス停→13:00ホテル穂高(入浴)14:40→20:00新宿→20:55柏

報告:

7/24
今回利用した毎日アルペン号バスは白馬、扇沢方面と人気コースであるため、バス3便で出発、満席で窮屈なためあまり眠れない。途中トイレ休憩が2回ある。
7/25
早朝4時に七倉山荘に到着、我々を含め5名が下車。他に山荘前の駐車場に20台ほどの車が泊っていた。5時30分に運行開始のタクシーを待つ。
4人相乗りで高瀬ダム(料金2100円)へ行く。雲は多いながらもまずまずの天候でダムから歩き始める。しばらくすると水場に出るためここから、日本三大急登のブナ立尾根が始まる。
評判どおり急登の連続であったが、登りの目安として12番から1番の番号札が立てられているので参考となる。コースタイムより1時間早く烏帽子小屋に着く。
小屋から烏帽子岳へ向かうが、標識が少なく、ニセ烏帽子(前烏帽子)もあるため少々わかりづらい。鎖場を伝って登るも頂上は標柱があるだけで至ってシンプル。小屋からの赤牛岳と薬師岳が美しい、
7/26
今日は本山行のメインコースであり、天候も快晴である。
三ツ岳へのルートは、右手に立山連峰、左手に槍ヶ岳が見えてくる。三ツ岳から稜線歩きで野口五郎岳へ。頂上からこれから登る水晶、鷲羽を始め槍・穂高連峰の360度の大展望である。
水晶小屋からは水晶岳をピストン、頂上は狭く人もいなかったため、二人揃っての記念撮影はできず。
水晶岳から下って登り返して鷲羽岳、頂上から三俣山荘が見えるが、この下りが長かった。
7/27
朝から雨、風も強かった。ここから笠ヶ岳を目指す人は、数組いたが、結局、笠ヶ岳山荘で見かけた人はいなかったため、双六小屋で留まったか、下山したと思われる。
我々は予定どおり決行、午後から晴れてきたため幸運であった。秩父平手前の登りでは大型の雪渓が残っており、ロープを伝っての登攀となった。
秩父平からは、笠ヶ岳の稜線が見えるのだがアップダウンがかなり激しい。途中、雷鳥の親子づれを見かけ、ほっと一息を入れる。
笠ヶ岳からの眺望はまずまず、笠ヶ岳山荘は新しく、水も豊富で気持ちよかった。
7/28
早朝から快晴、朝日の中の槍・穂高連峰が美しかった。
杓子平からの抜戸岳と笠ヶ岳がすばらしい、これを過ぎると前面に穂高連峰を見ながらの長い長い下りである。
抜戸岳から登山口までの笠新道は標高差1500メートルを一気に下るため、膝へのダメージが大きい。
帰りの毎日アルペン号は奮発して3列シートの便を予約していたが、乗客はたったの3人であった。リクライニングシートのため、ゆったりとして眠ることができる。
料金は4列シートより1500円プラス。

今回のコースは登山者が少なく、小屋の宿泊も定員の半分程度、天候に恵まれれば抜群の眺望である。しかしアップダウンが多く工程も長いためそれなりの覚悟が必要である。