西日本の百名山

山行日:2015年4月22日~5月1日

参加人数:男性単独

ルート:

コース:

4/22 九重山→4/23 祖母山→4/24 阿蘇山→4/25 霧島山→4/26 開聞岳→4/27 軍艦島→4/29 石鎚山→4/30 剣山→5/1 大山

報告:

3月末に定年退職して時間ができたので、西日本の百名山を登ってきました。
車で移動しかつ車中泊として効率的に回ってきました。途中、以前から行きたかった軍艦島にも寄ってきました。
今回、10日間でかつ広範囲の山行であったが、ここで威力を発揮したのが、スマフォとカーナビでした。
登山口、日帰り温泉、宿泊場所は事前に調べていきましたが、実際に行動してみると不都合がでてくるため、目的の場所をスマフォで調べて、カーナビに入力することで難なく見つけることができました。
また、「グレートトラバース ~日本百名山一筆書き踏破~」の田中陽希さんは、これを徒歩で歩き抜いており、改めですごい人だと実感しました。

4月22日 牧ノ戸登山口から久住山をピストン、登りやすい登山道である。山域全体を九重山と呼び、山は久住山、地名は九重町(ここのえまち)という。

4月23日 阿蘇の高岳に登る。噴火警報でロープウェイは休止している。当日も中岳火口から激しく噴煙が上がっており、風向きによっては、高岳も登れないことがあるとのことである。

4月24日 尾平登山口から宮原→祖母山→天狗岩分岐の周回コースを回ったが、山頂直下の下りは断崖の岩場が続くので要注意。最後の川上渓谷が気持ちよい。

4月25日 噴火警報で硫黄山ルートは立ち入り禁止のため、大浪池登山口より韓国岳(からくにたけ)に登った。大浪池を周回するコースが非常に眺めがよく、今回の山行では一押しであった。

4月26日 開聞岳に登る。1000mにも満たない山であるが、麓からの眺めは圧倒的である。当日は日曜であるため大勢のツアー客が登っていたが、登山ルートは一本しかなく、頂上も狭いため、混雑は必至であろう。私は早朝に登ったため遭遇することはなかった。

4月27日 軍艦島に上陸する周遊ツアーに参加した。
軍艦島は、長崎港から17.5キロメートル離れた島で、海底炭鉱を採掘していた。
明治20年に開鉱して昭和49年に閉山しているが、島は世界文化遺産として保存されている。
正式名称は端島(はしま)であるが、島の概観が軍艦に似ていることからこの名がつけられている。
南北に約480メートル、東西に約160メートルで東京ドームの1.3倍程度の土地に、鉱員とその家族5000人が生活していたため、住宅、学校、プール、病院、映画館などすべて揃っていた。

4月29日 ロープウェイを使って石鎚山に登る。登山道は階段ばかりで面白みがない。途中、鎖場が4箇所ある。
この鎖は難所だから付けたのではなく、“行場”として取り付けたのだそうだ。鎖の太さがなにせ大きい。

4月30日 見の越駐車場より剣山に登る。見の越までは40kmの山道を走ったが、その割には山行は3時間弱と物足りないコースであった。
石鎚山もそうであるが、四国の山は山深い。
四国から鳥取に移動のため瀬戸大橋を渡る。途中与島PAで大学4年生のヒッチハイカを乗せる。同じ千葉県ということで親しみがわくが、どうも無謀である。誰からも乗せてもらえなかったらパーキングに泊まるつもりだったとのこと。

5月1日 夏山登山口より大山に登る。階段と木道ばかりの登山道であったが、新緑が非常にすばらしく、北壁の断崖も圧巻であった。