白馬三山 不帰嶮 唐松岳

山行日:2019年7月29日~8月1日

参加人数:女性単独

ルート:

コース:

7月29日 夜行バス
7月30日 0600栂池高原⇒0700ゴンドラ⇒ロープウウェイ0800→1000乗鞍岳→1100白馬大池1120→1250小蓮華山1315→1435白馬岳1450→1515頂上宿舎 テント泊
7月31日 0430頂上宿舎→0520杓子岳0540→0630白馬鑓ケ岳0650→0730天狗山荘0745→1100不帰嶮→1230唐松岳1245→1300唐松山荘 テント泊白
8月1日 0600唐松山荘→0740八方山0800→0820ゴンドラ⇒0920  八方の湯 バスで帰柏

報告:

「不帰嶮に行きたい」ここ数年、ずっと抱いていた。白馬岳も唐松岳のおまけ。自分の中では、土日は混んでいてパス、混んでいる小屋泊もパス、これは譲れなかった、結果ソロでのテント泊となったわけだが、もうテント泊装備でひとりでは行きたくないな、このルート。
唐松から白馬のコースのほうが多いが、重いザックを背負って下り基調は無理と判断して逆ルートにした。
夜行バスはゆったりシートとはいえやはり眠れない。寝不足と暑さで熱中症になる。栂池から白馬大池までは晴れていたが、小蓮華山から白馬岳はガスで展望もなく、気分も悪いので足早にテント場まで向かう。風も強く星も見えずに朝を迎えた。
2日目はいよいよ不帰キレット。晴天の中出発したが、1時間もしないでガスガスと強風に変わる。杓子岳、白馬鑓岳山頂も展望ゼロ。天狗の大下りはかなり緊張した。そして不帰嶮を目の前にして一気に心拍数が上がる。誰とも会わない中、絶対に怪我できないし滑落できない。三点支持をしっかりすれば危険なルートではないが、とにかくザックが重い!!!!自分の登るルートを確認してゆっくりと登る、風の音も鳥のさえずりも聞こえない、聞こえるのは自分の心臓の音だけ。途中雷鳥が目の前を歩き、癒される、何度も深呼吸しながらようやく通過することができた。唐松山荘から見た夕日は最高だった。
最終日は、八方へ下るだけ。数年前に同じルートを逆に歩いたが、その時はガス。八方池から見える白馬三山はこんなに素晴らしいのかと感動しながら下山した。