立山連峰

山行日:2020年8月24~31日

参加人数:男性単独

コース:

8月23日 23:30扇沢着 車中泊
8月24日;扇沢(7:30発)→(8:55)室堂ターミナル(9:30)→(10:40)雷鳥沢 泊
8月25日:雷鳥沢(6:00発)→(7:00)新室堂乗越(7:10)→(8:30)奥大日岳(9:00)→新室堂乗越(10:30)→(11:40)雷鳥沢 泊
8月26日:雷鳥沢(5:40)発→7:10室堂→(8:30)一の越(8:40)→(9:40)雄山(9:50)→(10:20)大汝山(10:30)→大走りコース→(13:00)雷鳥沢
8月27日:雷鳥沢(6:00発)→(7:10)休憩(7:30)→(9:35)別山乗越(10:00)→(10:00)剣沢
8月28日:剣沢(5:00発)→(6:30)一服剣→(7:50)前剣(8:15)→(10:15)剣岳(10:40)→(13:50)一服剣→(14:30)剣山荘(14:50)→(15:45)剣沢
8月29日:剣沢(6:10発)→(7:15)別山乗越(7:30)→(9:00)雷鳥沢(9:15)→(10:30)室堂(11:15)→(12:50)扇沢

報告:

奥秩父から、雁坂峠を越え、甲府を経由して、一般道を運転し、夜中に扇沢に到着。日曜の深夜で、駐車場は比較的空いていた。蚊に悩まされ、夜に香取線香をたいたので、車が臭くなってしまった、翌日は、雷鳥沢まで、下るだけ。
雷鳥沢は、地元の人が多く、バーベキュー道具をもってきて、焼き肉、飲み会をやっていた。翌日、立山を軽装で回って、そのまま、テントを撤収して室堂経由で富山に帰るという人も多いようである。
私は、到着日(8月24日)には、ゆっくり寝させてもらった。夜。驟雨。
8月25日は、奥大日岳。新室堂乗越まで200m弱の登り、ゆっくり登る。
奥大日岳へはさらに緩やかな登りで200m。頂上は絶景。槍穂高、剣、立山、後立立山まで、北アルプス全貌を見渡すことができた。テントのポールが突然折れる。心も折れて、帰ろうかとも思ったが、リペアパイプとガムテープで補修したら、何とかなった。修理道具が初めて役に立つ。
8月26日は立山を巡る。
雷鳥沢から2358m標高点のある尾根をたどり、玉殿の岩屋の麓を右手に見ながら、室堂で一の越へ向かう道に合流。一の越までは、コンクリートで固められた道。一の越から雄山へは急な登りをゆっくり登る。竜王岳が背後に大きい。大汝山まで行くと剣岳が良く見える。真砂岳の大走りコースのジグザグ道を経て雷鳥沢に戻る。
8月27日はテントを担いで別山乗越越え。
不安。ゆっくり登るとなんとか予定通り行けた。道が良いためか、講習会での静荷重移動法の歩き方が良いのかそれほど息も切れず、たどり着く。剣頂上は10時過ぎにはいつも雲の中。剣沢まで下りテント設営。折れたポールでもなんとか立った。
8月28日は、いよいよ剣岳。
剣山荘まで意外と時間を食う。一服剣の登りから鎖場。前剣にかけて、鎖場が連続する。浮石が多く、鎖を不用意に引くと、落石を食らう。前の登山者からかなり大きな落石があった。
平蔵のコルから平蔵の頭にかけて、アルミ橋や鎖場トラバース、最後にカニのたてばい。ここで、燃え尽きて、最後の緩い登りがきつかった。頂上では、トレランで早月尾根往復する人や、テント担いで馬場島まで下るという様々な人。
下りは、登りよりきつい。カニの横ばい。アルミ梯子、楽しいアトラクションが次々と現れる。剣山荘でビールを買い。トイレを使わせてもらってから、剣沢キャンプ場へ帰る。夜。驟雨。
8月29日、別山乗越を越え、帰郷だ。
ひたすらゆっくり歩く。雷鳥沢から室堂までは、鍛冶屋地獄。血の池地獄など火山地形目立つが、もう一つ、階段地獄というのがあった。黒部ダムにて、一度は食べたかったダムカレーを食べて満足。
剣岳を登る人
剣岳を登る人は、パーティ登山者、単独登山者、トレラン、ツアー登山者がいた。
単独登山者の中には、一人では不安なので、他の単独登山者と俄かチームを組んで登る人もいた。
ツアー登山は、地元のガイドに連れられて、10名程度、中高年。地元のガイドは中高年の客が疲れないようなゆっくりしたペースの歩き方で、脱落する人はいない。初日室堂から剣山荘、翌日剣岳を登り剣山荘泊、3日目に剣山荘から室堂というのが一般的な方法のようである。
剣岳は難度の高い山といわれているが、総じて、適切なサポート体制を組めば、かがりび山の会の会員でもなんとか登れるのではないかと思われた。私のお薦めは、絶景の楽しめる奥大日岳。体重2㎏減。後、5㎏減らせば、いくらか楽に山登りできるのに。