樽前山・狩場山・大千軒岳・渡島駒ヶ岳

山行日:2021年7月16~19日

参加人数:男性単独

報告:

①7月16日(金) 樽前山
7合目P・11:27→稜線12:02→東山12:17→12:35溶岩ドーム13:30→14:08西山→15:40登山口
朝羽田経由で新千歳空港でレンタカーし、樽前山に向かいます。昼前で下山者が居たので上の駐車場まで進めました。
準備をして入山しますが樹林帯を過ぎると直射日光で暑いです。この日は北海道でも夏日30℃を超えていました。
稜線に上がると溶岩ドームが眼前に大迫力。標識のある東山に向かい、その先から溶岩ドームに自己責任で向かいます。北のVゾーン西のザレ場西端に取り付きますが、中盤まで軽石で滑ります。その先で岩場登りになりますが、ルートが分からず3か所トライしましたが、単独で無理する場面でもないので素直に撤退し西山へ向かいます。
西山から見る溶岩ドームはまた違った顔を見せていました。暑かったですが火山らしい絶景歩きが快晴のもと楽しめました。

②7月17日(土) 狩場山
千走登山口5:17→7:55南狩場山→8:20狩場山8:25→8:45南狩場山→10:33登山口
登山口まで車で進めました。登山口に到着すると2組4人が準備され先行されました。私は3番目ですがガスで視界30m程なので熊対策として鈴だけでなく、数分おきに笛を吹いて進みます。
ガスなので花の写真ばかり。8合目からはトラバース歩き。残雪は小さくなっていて下を巻いて登れました。小さな池の前後はお花が盛りだくさん。山頂はひっそりとしています。晴れていれば眺望もよいのでしょうが、雨に降られなかっただけでも良しとします。ちなみに熊は気配すら無く大丈夫でした。

③7月18日(日) 大千軒岳
奥二股登山口5:06→9:49千軒平→10:33大千軒岳11:26→11:56千軒平→16:22登山口
花の百名山に快晴の日に登りました。丁度、東京から車で来ていた山友夫妻から前日に連絡があり、急遽久々のコラボとなりました。前夜道の駅で合流しプチ宴会で再開を喜び合いました。
さて翌朝。朝5時前に駐車場に到着すると1番乗り。準備をして渡渉に備え沢靴を持参しますが、当日は水量少なく何度か出てくる渡渉も全て岩頭を飛歩いて渡れました。
付近の街で熊が出たそうなので全員鈴だけでなく笛も吹きながら進みます。稜線まで暑さにあえぎながら登ると、千軒平はお花畑。エゾカンゾウ(ニッコウキスゲ)、イブキトラノオ等々が満開。大自然のクーラーの強風もあって天国のようです。
山頂まで約半時間はお花畑の中を歩いていく感じ。山頂で周囲の展望をまったり堪能します。
下りは勝手知ったるルートなので安心です。沢筋で持参した沢靴で皆で沢歩きを楽しみました。ご夫婦はお花の写真でゆっくり歩きでしたが、久々のコラボ歩きを快晴のもと堪能できました。

④7月19日(月) 渡島駒ヶ岳
赤井川登山口5:23→6:22馬ノ背→7:04駒ヶ岳標識→8:09砂原岳→8:55馬ノ背→9:46登山口
4日目最後は渡島駒ケ岳です。朝5時過ぎに到着すると1台目。馬ノ背まではこの時間日影なので歩きやすい。馬ノ背から先は自己責任で進みます。
火口淵を経て稜線に出ると、天然のクーラーが強風で吹いています。この涼しさは夏の北海道ならではですね。岩山を一つ越えれば駒ヶ岳1131mの山頂標識。Uターンして砂原岳に向かいます。周囲がほぼ海に囲まれていて島の山のような感じがしました。
砂原岳から振り返ると、荒々しい火山の全貌が伺えます。さて、山頂を堪能したら下山します。馬ノ背から、約30年前に大沼に観光で来た際にこちらを見上げていたと思うと感無量でした。
新千歳空港まで車で6時間かかりましたが、飛んで帰京しました。