大滝根山・船形山・蔵王(熊野岳)

山行日:2022年2月11~13日

参加人数:男性単独

報告:

①2月11日(金) 大滝根山(三百名山)
自宅(前日)12:00⇒17:00道の駅「よつくら港」04:30⇒06:50仙台平駐車場07:17→鬼穴登山口07:26→08:19ブナ平→09:33大滝根山09:37→09:39梵天岩→大滝根山10:04→10:39ブナ平→11:32仙台平駐車場⇒12:00星の村ふれあい館(温泉))12:30⇒17:00道の駅「おおさと」(車中泊)

早朝は5cmの積雪。慎重に山麓まで走らせ林道はタイヤチェーンで駐車場へ。スタッドレス車は登れずUターンされていた。駐車場は新雪20~30cmなので最初からワカン。一旦下って登山口。
踏跡は雪で消えているが路形は明確なので迷うことは無い。ルートに倒れた笹の雪を落としながら進む。次第に斜度があがり細尾根になるのでアイゼンを追加。
鎖場が2回出てくるが斜度はそれ程でもないので慎重に行けば問題ない。しばらく膝下のラッセルで山頂の自衛隊基地のフェンスに出る。三角点は基地の中だが神社裏5m程に確認できた。その先、梵天岩に登ると青空が広がっている。
下山後、温泉で汗を流し仙台に向かうが暖かく午後雪はほぼ融けてくれた。

②2月12日(土) 船形山(二百名山)
道の駅「おおさと」04:30⇒06:00升沢登山口駐車場06:50→07:32旗坂平→09:30三光の宮→10:34升沢小屋→11:44船形山11:52→12:21升沢小屋→13:24三光の宮分岐→14:18旗坂平→14:44升沢コース登山口駐車場⇒竜泉寺の湯⇒17:30道の駅「村田」(車中泊)

朝は道路の雪は融け乾いているがキラキラ氷が光るので慎重に山麓へ。最後6kmほどはタイヤチェーン装着。除雪最終点に6台ほど駐車可。準備してスタート。
前日の踏跡明瞭なので安心。旗坂平から斜度が上がり踏み抜くと膝下なのでワカンを装着。踏跡は夏道とは違い山頂経由で進む場面もあるが辿って登る。升沢小屋泊の単独男性が降りてこられ早朝はホワイトアウトだったので別の山を登って撤退とのこと。
途中テン泊の4人組と単独もいるらしい。次第に踏み跡は減り、最後1km近くはルーファイしながら膝下の自力ラッセル。升沢避難小屋に到着時は安堵とともに少々疲れが出た。小屋裏の急登を登り、斜度が緩むと山頂の小屋が見えてくる。最後ひと登りで山頂に到着。
山頂標識も小屋もエビが驚くほど沢山。強風なので撮影したら下山します。直下で単独の男性と女性と連続スライド。2人とも私のトレースを辿られた様子。下りは自分の踏み跡を辿って速い。登りの半分程で下山完了しました。

③2月13日(日) 蔵王山(熊野岳・百名山)
道の駅「村田」04:15⇒05:50すみかわスノーパーク駐車場06:21→07:20ゲレンデトップ→8:43剣ヶ峯展望所→08:53刈田岳避難小屋09:28→09:33刈田岳→10:01馬の背→10:22熊野岳避難小屋→10:34熊野岳10:40→11:01馬の背→11:27刈田岳→11:32刈田岳避難小屋11:45→13:22すみかわスノーパーク駐車場⇒14:00遠刈田温泉「神の湯」15:30⇒18:00道の駅「そうま」(車中泊)⇒(翌日)原子力災害伝承館⇒17:00帰宅

アクセス最後の5km程はタイヤチェーン装着。スキー場の登山者用駐車場で準備をし、ゲレンデ脇を歩いて約1時間でゲレンデトップ。
赤テープから林間に入る。踏跡は雪で埋まっているが路形は判読可能。快晴で周囲の地形も見えるので迷うことは無い。踏抜くのでワカンを装着し進むと所々昨日のトレースが出てくる。車道を2度超えた先はモンスターゾーン。本場の蔵王だけに大きく成長したモンスターが沢山。
刈田岳への稜線は強風で凍えそう。刈田岳避難小屋に逃込むと宿泊のご夫婦が居てストーブで暖を取らせてもらう。石積みの古い施設だが灯油も常備され快適。意を新たに山頂へ向かう。
刈田岳神社の鳥居はエビがびっしり。御釜がクリアに見えテンションアップ。熊野岳避難小屋からはロープウエィ方面からの多数と合流。ここから山頂までは10年前の6月に強風と雨に吹かれ視界10mを手を拡げ飛ばされながら向かった懐かしいルート。
今日も強風ながら快晴で気持ちいい。懐かしの山頂標識と絶景を堪能したら下ります。下りもモンスターゾーンを通過しますが、下山はやはり早い。
翌日は雪予報のため山はキャンセルし、相馬市から福島第一原発北に開設された「原子力災害伝承館」の展示・動画等を鑑賞し、当時を回想しつつ福島の一日も早い完全復興を祈りながら帰還しました。
降雪直後でしたが3日間とも快晴の雪歩きが堪能できました。