恩賀高岩

山行日:2023年4月11日

参加人数:男性単独

ルート:

コース:

西側登山口08:13→08:38南側登山口→09:02コル→09:21高岩11:03→11:22高岩(雌岩)12:08→12:46西側登山口

報告:

碓氷軽井沢ICを下りてから車で1分と、非常にアクセスの良い恩賀高岩に登ってきた。高度感たっぷりのクライミング要素が楽しめるその名の通りの高い岩だ。
今回の山行目的は登山と言うよりも、新しい撮影機材のテストを主眼に登ってみた。単独登山での記録写真は必然的に単調な風景写真が大半を占め、人間が写ってないがためスケール感、高度感が全然伝わってこない。今回テストに用いたカメラは話題のInsta360X3。全方位360度を撮影するカメラは以前からあったが、随分と進化しているらしく、その機能を検証してみる事とした。
今の時期登山ルートは明瞭で迷う事は無かったが、新芽が芽吹いておりこれからの季節は疑問だ。南側登山口から高岩コルまでの急登を一気に登ると、既にそこにはアドレナリンMAXの鎖場が待っている。雄岳に登る30mのチムニーは、途中にオーバーハングする箇所もあり一瞬たりとも気が抜けない。下りは懸垂下降が最も安全だ。
コルに戻ると直ぐに雌岳P1~P3が始まる。本ルートの最大の難関P2。ビレイヤーがいないと登攀不可能かと思っていたが、フェースに近づいてみるとピトンやRCCボルト、リングボルトが所狭しと打たれており、セルフビレイにて登攀可能だ。下りは懸垂下降が最も安全だが、テラスがナイフリッジ形状になっている為、着地時にバランスを崩さないように十分注意する必要がある。まるでジェットコースターの様な変化に富んだ登山道で登山者を飽きさせないルートであった。
さて撮影機材の結果検証であるが、写真や映像に革命的な変化をもたらす事が可能であった。死角が無い為、カメラを構える必要がない。思い通りの動画編集がとっても簡単。全て手持ちでまるでドローンの空撮の様な写真や動画を撮る事が出来る楽しすぎるカメラだった!結論、これは山登りには必須アイテムで、尚且つ登山に最適なカメラかもしれない。