東北地方の山
山行日:2024年6月26~29日
参加人数:男性単独
報告:
5月の四国・中国地方の山旅に続いて、東北の山旅に出かけた。梅雨のこの時期、天気予報を見ながらの山旅となった。4日間車中泊の長旅であったが体調も良く、結果として梅雨の晴れ間に東北地方特有の山々(ブナ林)を楽しむことができ、十分満足できた山旅となった。
26日(水)曇り 八甲田山ガスの中、岩木山の麓晴
柏自宅5:10発3:30⇒柏IC3:40⇒常磐道⇒いわきJCT5:10⇒磐越自動車道⇒郡山JCT6:00⇒東北道⇒黒石IC11:15⇒浅瀬石川ダム11:30⇒酸ヶ湯キャンプ場12:10-12:20(ガスの中、熊出没のため閉鎖)⇒弘前市内⇒岩木山神社14:00-14:30⇒嶽温泉登山口P着15:10(車中泊) 【走行距離:780㎞】
東北地方の道路は交通量も少なく走りやすい。八甲田山では入山者が熊に襲われ死亡する事故が発生し、本日より入山自粛、キャンプ場閉鎖、駐車場での車中泊禁止となった。
酸ヶ湯は相変わらず多くの観光客で混雑していた。残念ではあるがこれより岩木山方面に行く。八甲田を下りると弘前市内は晴、暑い、折角なので岩木山神社に参拝して、登山口周辺で車中泊できる場所を探す。
寂れた感じの嶽温泉で宿泊を依頼するも予約なしのため断られる。嶽温泉の岩木山登山口の空き地で車内泊する。この周辺コンビニなどの店は全くない。途中で買ったおにぎりで夕食を済ます。
27日(木)岩木山登山 山頂ガスの中 下山後晴天 白神岳登山口へ向かう
起床4:00(明るい)-5:00出発→ブナの林の中を登る。途中よりガスの中→八合目駐車場6:45-7:00(ガスの中)→途中より岩場→鳳鳴ヒュッテ(避難小屋)→岩木山山頂8:05-8:25(ガスの中)→八合目P9:30(ガスの晴れ間より時々下界が見える)→嶽温泉P着11:00 【6時間】
山頂は残念ながらガスの中であったが、東北独特の植生を持つ岩木山に登れて良かった。山頂は寒いほどであったが、途中は蒸し暑く汗をかいた。
P発11:50⇒日本海側の鰺ヶ沢方面(R101)⇒海岸線が素晴らしい⇒千畳敷海岸⇒道の駅深浦⇒十二湖散策(日本キャニオン)14:30-15:00⇒登山口P確認15:15⇒道の駅八森16:40(車内泊)
津軽国定公園の海岸沿いのR101は交通量も少なく走りやすい道路である。有名な五能線と同じルートで海岸線が美しい。ゆっくり見物したいところであるが、白神岳登山口を目指す。手前の十二湖を見物する。ここの宿泊施設は利用できそう。
白神岳の登山口を確認して近くの道の駅宿泊地を探す。10分くらいの所の「道の駅八森」で車中泊する。3台車駐車していた。途中で買ったおにぎりで夕食を済ます。近くにコンビニなどない。国道の脇であるが夜は静かでよく眠れた。
28日(金)晴 白神岳登山 アルパこまくさへ向かう
起床4:00-4:30道の駅発⇒白神岳登山口P4:40(939㎞)
P発5:00→登山口記帳所5:10→二股分岐5:45→最後の水場6:30→蟶(マテ)山コース→大峰分岐→白神岳山頂9:00-9:30→蟶山11:00→登山口12:30→P着12:40 【7時間40分】
白神岳は世界自然遺産だけあり、登山道も整備されており危険な所はほとんどない。ブナ林の中を山頂近くまで登り、山頂近くでやっと山々が見えてくる。山頂近くのお花畑も見事である。
山頂からの眺めは素晴らしく、日本海の海岸線、山深い緑の青森、秋田の山々が望める。遠くに昨日登った岩木山が良く見える。山頂で一休み後、下山する。途中5~6人の登山者に会ったのみ。
Pに到着後、秋田駒ヶ岳登山口アルパこまくさ目指して出発する。
P発13:10⇒R101の景色の良い海岸線を走る。⇒北秋田市⇒R105山の中⇒道の駅マタギの里阿仁⇒田沢湖⇒田沢高原アルパこまくさP着16:35(この時間車は少ない) (1099㎞)
景色の良いR101を走り途中より内陸に入る。R105は山深い所を走る。途中道の駅マタギの里阿仁で一休み。その後一気に田沢湖経由でアルパこまくさへ行く。
300台くらい駐車できそうであるが日中は満車とのこと。眼下に田沢湖を望み、アルパこまくさの向こうに秋田駒ヶ岳を見る良い所である。夕方は10台くらいか。ここから駒ヶ岳八合目行きのバスが出る。アルパこまくさは、大きな施設であるが夜は無人となる。ここで最後の車中泊を楽しむ。
29日(土)晴 秋田駒ヶ岳に登る 柏に帰る
4:00起床 アルパこまくさバス6:00発⇒八合目P着6:30(630円)
6:40発→阿弥陀池7:40→男岳8:00→阿弥陀池8:20→男女岳8:50→阿弥陀池→横岳9:30→谷分岐9:50→ムーミン谷(チングルマ群生)→谷上部分岐10:45→阿弥陀池11:00→八合目バス停11:40 【5時間】
バス発11:50⇒アルパこまくさ着12:20 入浴 P発13:10⇒盛岡IC14:20⇒安達太良SA18:00⇒幸手IC20:10⇒柏GS⇒自宅着21:20
【総走行距離:1,683.4㎞、ガソリン:106.7L】
早朝爽やかである。朝一番のバスには40人位が乗車する。八合目駐車場から景色が良い。青空の中登山開始。山頂部の阿弥陀池は景色が良く別世界の感じがする。
男山に登る。眼下に有名なムーミン谷が見えるがまだ無人である。一旦阿弥陀池まで下り、男女岳に登る。ここからの景色も素晴らしい。この後横岳経由でしばらく下り、ムーミン谷に入る。ここも別世界のようである。なだらかな大きい谷でチングル等の花が丁度満開である。
谷を詰め再び阿弥陀池に出る。バスの時間に合わせて八合目に下山する。アルパこまくさで久し振りに温泉に入りさっぱりして柏に帰る。長距離の帰路であるが興奮しているせいか眠くもならず無事自宅に帰ることができた。天気に恵まれ東北の山々を十分に楽しむことが出来た。