苦土川井戸沢

山行日:2024年7月31日

参加人数:男性2名 女性1名

ルート:

コース:

スタート地点5:57 → 6:42沼原湿原分岐 → 7:02三斗小屋宿跡 → 13:25流石山13:40 → 14:32大峠 → 14:44水場 → 16:30三斗小屋宿跡 → 16:47沼原湿原分岐 → 17:14ゴール地点

報告:

苦土川井戸沢を遡行してきた。沢登り初級(1級上)レベルの位置付けであるが、中々登り応えのある沢だった。登攀具フル活用で尚且つロープワークも強いられるテクニカルな山行でした。
山行日の天気予報はずっと雨模様で決行はかなり厳しい状況が続いていたが、前日ギリギリまで天気予報を検証し、ここ数日間の総雨量と回復傾向の天気予報を信じていざ出陣!
入渓までは1時間の車道歩き。沢に入ると直ぐに豪快に水量が流れる堤防が現れ、右岸側のトラロープを使ってのり超える。其処からはテクニカルな大小の滝が次々と連続して現れる。
中でも遡行ルート中盤で現れる15mの大滝には手を焼いた。高巻きを試みるもルートが非常に読みにくく、懸垂下降で一旦戻るハメに。リトライで右岸水流沿いをビレイなしで直登したのだが、落ちれば怪我では済まない高さ…全く生きた心地がしなかった!クリアして安堵するのも束の間、直ぐに10×20mの大滝が顔を出す。緩傾斜スラブであった為、ロープ無しで直登したが、ここもかなりの高度感。当然落ちればタダじゃ済まない高さだ。
その後も次々とテクニカルな滝が登場し、クライマーを飽きさせない。緊張感のある登攀技術を次々と求められ、登っていてとても楽しい沢という印象。
最後の詰めはガレ場を超えて、腰高程の熊笹を藪漕ぎすると稜線に出る。ピーカンではなかったものの、裏茶臼岳まで見通せる稜線歩きはとても爽快でした!総じて非常にスキルアップを実感出来た充実感と達成感のある沢登りとなりました!