剣山、飯野山、星ヶ城山
山行日:2024年11月17~19日
参加人数:男性1名 女性1名
報告:
11月17日/剣山(第22回全国登山者自然保護集会/シカ食害実態と防御など視察登山)
阿波踊り会館前集合6:00⇒見ノ越駅9:00→山頂駅発9:20→刀の松9:35→キレンゲショウマ群生地→風穴川源流→刀の松10:50→山頂小屋(名物半田そうめん)12:00→刀の松→見ノ越駅13:20→解散13:30
日本百名山の剣山、縁あって3回目の登頂。徳島県自然保護委員引率で剣山シカ食害、登山道、防護柵などの視察登山。
シカの食害は全国的に深刻で、百名山伊吹山も食害による登山道崩壊で現在は入山禁止となっています。以前登頂時はシカの痕跡は全くありませんでしたが、ササの新芽が見事に食べ尽くされていました。
天然記念物のキレンゲショウマ群生地は、防護柵で囲われ健在で、関東では観られないので一度は会いたくなりました。防護柵は降雪による支柱のポールの破損防止のため降ろしていますが、春になるとボランティアさんが元に戻すそうです。
山頂の一等三角点は標高維持のため立入り禁止、オーバーユースによる踏み荒らし対策で、木製の遊歩道が山頂全体に設置されていました。名山は手入れされ修復出来ますが、里山の今後が気掛かりとなりました。
11月18日/飯野山(讃岐富士)丸亀野外センター登山者用P8:40→八合目分岐男坂9:40→飯野山山頂10:00→展望台→八合目分岐女坂10:15→野外センターP11:00
日本昔話に登場しそうな綺麗な円錐形の山容の飯野山、讃岐富士呼ばれ、県外からの登山者も多く地元の自慢の山です。
歩き易い登山道は、八合目分岐で男坂から山頂と展望台へ、讃岐市街地の先に瀬戸内海と瀬戸大橋も望む抜群の眺望でした。大岩に大きな足跡を残す(おじょも伝説)おとぎ話風でした。八合目分岐まで女坂を下り駐車場へ戻りました。
立寄り先、丸亀城、人気店よしや讃岐うどん、75番札所善通寺(弘法大師生誕地)栗林公園。
11月19日/屋島・寒霞渓谷星ヶ城山屋島山頂P7:30→屋島寺散策→獅子の厳→遊鶴亭周回→屋島山頂P10:00⇒フェリー高松港発11:35~小豆島池田港着12:42⇒紅雲亭駅13:00→三笠山13:20→西峰13:50→東峰14:05→三笠山→紅雲亭駅15:55
高松市のシンボル屋島、源平合戦の地としても知られ、屋島神社から見上げる屋島は、屋根の様に突き出した岩峰が、テーブルマウンテンの特徴的な景観です。
南峰にある八十四番札所屋島寺周回から出発、登山道へと進みます。突端への道は歩き易いコースもありますが、中央の岩場を含む山コースがお薦めです。
遊鶴亭からは小豆島や桃太郎伝説の女木島、男木島など瀬戸内海に点在する島々が望めました。歴史と絶景の屋島でした。
高松港から小豆島フェリーで1時間余りで池田港へ、ロープウェイ紅雲駅駐車場へ到着し、星ヶ城山へは遅い出発となりました。
日本三大渓谷美に選ばれる寒霞渓谷は、紅葉のメッカとしても人気、風雪で浸食された花崗岩の奇岩とに映える紅葉とのコラボが何とも美しかったです。コース全体に歩き易く紅葉に染まる登山道は下山者との挨拶の連続でした。
星ヶ城神社を過ぎ奥まった感のあるエリアを抜けると、山頂へと到着しました。かつて城があった事から山頂には烽火台が残り、遺跡が点在していました。小豆島最高峰からの展望は美しく、瀬戸内海の島々や四国中国地方の山々まで見渡せました。