谷川岳・白毛門(雪崩防止訓練)

山行日:2025年1月18,19日

参加人数:講師5名 受講生10名

ルート:

コース:

初日:自宅05:00⇒08:39土合駅⇒土合山の家集合09:00⇒出発09:30⇒天神平RW→10:30講習@田尻尾根15:30→16:00天神平RW⇒土合山の家(入浴・夕食)⇒19:00机上講習20:30⇒交流会22:30(就寝)
2日目:05:30起床⇒06:30霜柱観察07:00⇒朝食・出発08:00→08:15講習@白髪門駐車場付近12:00→土合山の家12:30⇒講評・講習修了13:00⇒20:00自宅

報告:

関東ブロック第32回雪崩防止訓練に参加した。
初日は斜度27℃の斜面で約2m掘って積雪観察し、積層には過去の気候と気温の歴史が刻まれていることを学習し、積層断面観察図を作成し深度毎に温度、雪質、粒度を測定しグラフ化したことで、柔らかい層や堅い層、クラスト等が折り重なっていることを確認した。また各種弱層テストを実施し、降雪後の気候により弱層となる「霜ざらめ雪」や「濡れざらめ雪」等の程度大小存在を実際に体験できたことは大変有意義であった。
2日目は雪崩ビーコン捜索の体験を通し、生存率が急激に下がる15分程度内のレスキューの難しさを体験することができた。
今回の講習にて、今まで気軽に「大丈夫だろう」と思って入っていた雪の斜面でも、30度~45度で弱層が存在すると、いとも簡単に雪崩が発生することが学習できたことは、頻度はそれほど多くないにしても発生すれば致命的であるだけに、大いに収穫であった。(詳細は追って共有予定。)また、他会との情報交換ができたことも有意義であった。