赤ぼっこ・青梅丘陵

山行日:2025年12月27日

参加人数:男性4名 女性2名

ルート:

コース:

宮の平駅(8:42)→9:06稲荷神社/天狗岩自然歩道入口9:09→10:08愛宕山10:31→(森林伐採箇所)→10:52要害山11:03→11:37天狗岩11:56→12:04赤ぼっこ12:42→12:59馬引沢峠13:02→13:20二ツ塚峠13:22→14:20天祖神社/天祖神社登山口14:35→(釜の淵公園)→15:16青梅駅
歩行時間:6時間34分(含昼食、休憩)、コースタイム:5時間15分

報告:

R青梅線の無人駅、宮ノ平駅に降り立つ。青梅丘陵ハイキングコースを示す道標があるが、今回の目的地である「赤ぼっこ」は、線路を挟んだ反対側の南側エリアだ。
住宅街を20分ほど歩くと、稲荷神社が鎮座する天狗岩自然歩道の入口に到着した。ここからは緩やかな登りが続く。稜線を右に折れ、さらに高度を上げると愛宕山(あたごやま)の山頂に達した。そこには静かな祠と、ソメイヨシノの老木が一本。春の再訪を願いつつ、ここで一句。
愛宕山 老桜さくよ(394m)青梅の空
来た道を引き返し先へ進むと、不意に右側の展望が開けた。樹木が伐採され、材木運搬用のケーブルが張られている。方角的には富士山が望めるはずだが、あいにくの雲に遮られ、近隣の山々を望むにとどまった。 ふと見ると、路傍の樹木には白インクで「山」「十」「石」などの文字が書かれている。地権者の印だろうか。森林が適切に管理されている証左とはいえ、山歩きの中では少々興ざめな感も否めない。
ほどなく、本コースの最高地点である要害山(ようがいさん)に到着した。樹木に囲まれ展望こそないが、かつての城郭としての歴史を抱く山だ。ここでも一句。
よいよ(414m)いさと 通り過ぎるか 要害山
天狗岩への下りは滑りやすい箇所があり、注意を要する。その名の由来に思いを馳せながらも、期待とは異なる岩塊に拍子抜けしてします。引き返して、稜線を進むと、やがて赤ぼっこへの分岐が現れた。ゆるやかに下り、登り返した先が、目的地「赤ぼっこ」である。
「ぼっこ」の語源には諸説あるが、ボコりと盛り上がった地形や、土が剥き出しの場所を指すと言われている。1923年の関東大震災で山肌が崩れ、赤い関東ローム層が露出したことからその名がついた。 山頂のトレードマークは、ぽつんと立つ一本のヒノキだ。眼下には青梅の街並みが広がり、遠方には日光の山々や筑波山、西武ドームの後方にそびえる都心のビル群までを見渡すことができた。
土を食(409m)いて 赤ぼっこに立つ 一本檜
馬引沢峠を経て、二ツ塚峠から下る。右側に高いフェンスが延々と続く。巨大な廃棄物処理場への境界線であり、人々の生活を支える施設の厳重さを実感する。
天祖神社を参拝後、多摩川沿いの釜の淵公園へ。園内に佇む茅葺き屋根の古民家を眺め、鮎美橋を渡って青梅駅へとゴールした。
標高差200mほど、交通の便も良く、歴史と自然が交差する。桜の季節の再訪を強く誓わせる、充実した2025年最後の山行であった。