八ヶ岳(赤岳)
山行日:2026年7月31日~8月2日
参加人数:男性6名 女性3名
コース&報告:
【7/31(金)】柏5:30⇒10:00美濃戸口10:50→(南沢コース)→体調不良者対応→12:35美濃戸→16:30行者小屋(泊)
★1日目 美濃戸口〜行者小屋
赤岳登山は過去にテントを担いで行者小屋まで何度か登った。毎回辛い思いをした。美濃戸口から行者小屋まで高度差800mの登りのみ、多少重い荷物、年齢の条件が重なり、標準コースタイム4時間半位だが、今回も倍位の疲労感となった気がする。
美濃戸口から登山口に向かって林道歩きの途中で休憩するが、メンバー1名の体調が急変、歩ける状態では無い様子で八ヶ岳山荘に電話にて救助要請、救助車又は救急車等が迎えにくることを期待したが、警察関連に電話してほしいの事で警察署に電話、警察関連2箇所同じ状況説明したが、この地区内の救助は遭難事故扱いなるようだ。そうこうしてる間にメンバーの体調が歩ける位回復し、八ヶ岳山荘に戻り、体調次第で明日別グループとの合流山行とする予定とし、メンバー1名が付き添い、2名は八ヶ岳山荘に下山となった。賢明な対処だと思う。
残りのメンバー7名は再び行者小屋に向かって登山開始。
林道の横に立つシラビソ、カラマツの木々が懐かしい気もする。時折横を車がすり抜けるのが恨めしい。ショートカットの山道があるが、そこは利用せずほとんど林道を歩いた。
分岐点の南沢コースから森林、苔の山道となる。苔好きには魅力的なコースのようだが、なるほど苔をよく見ると愛おしいくもあり、神秘的でもある。
渓流は岩が酸化鉄の影響か、赤く色づいており、赤岳の赤が乗り移ったようだ。
休憩はよくとった。途中ドローン撮影の方々に会った。後々明日の朝、行者小屋でドローンより我々を撮影してもらう事となる。
水のない河、広い道に出た時は「やっとここまで来たか」の気持ちと「まだまだ歩く」といった2つの気持ちが交差する。山小屋での食事と酒を呑む事を希望にして登る。行者小屋にたどり着いた時には、バテバテ状態だった。残念ながら曇り空であった為小屋からは八ヶ岳を望むことが出来なかったが、もし晴れているなら、ただでさえ赤い山肌が夕日に照らされ、益々赤くなる山肌の赤岳と明日の山行ルートが眺められることだと想像する。
行者小屋は大部屋の相部屋だったが、なかなか快適で、夕食もトマトソースのハンバーグとポトフで美味しかった。

【8/1(土)】行者小屋6:10→7:45地蔵ノ頭→8:00赤岳天望荘→9:00赤岳9:10→11:20行者小屋・ランチ12:05→12:15中山尾根展望台→13:00赤岳鉱泉(泊)
★2日目 行者小屋〜赤岳〜赤岳鉱泉
朝、行者小屋の窓から赤岳天望荘、赤岳が見える。天気が良い本日の登りルートだ。
登山前にドローンから我々グループを撮ってもらった。会旗も掲げ、面白くも盛り上がった。
ここからはヘルメット着用で登る。小屋から地蔵尾根に入るが、まずは樹林帯の中、ストックを突きながら歩く。暫く歩いていると階段にあたり、今まで有り難くも活躍したストックが邪魔になる。個人的にはストックをザックのベルトの間に刀差し状態や、手首にぶら下げた状態で登ったりはしたが、いずれにしても階段、鎖場ではストックが邪魔になって滑落の原因にもなりえる為、素早くザック固定や出せるような対策を講じないといけないと感じた。課題である。
歩いていると時折、地蔵尾根の樹林の間から左側(北)に平らな形した硫黄岳、尖った大同心、小同心が見える。階段を登ったりしてるうちに鎖場も多くなり、赤岳登頂の厳しさを思いしらされる事となる。
地蔵の頭に着くと天気も良く急に見晴らしが良くなり、心揺さぶられる景色となる。西側には茅野市、南東には富士山、個人的に感動したのは東側に存在する雲海だ。何年ぶりだろうか雲海に出会えたのは?幻想的と言いましょうか、神秘的と言いましょうか、さすがの百名山ならではの高度景観に感動。
これからは八ヶ岳の本格的尾根歩きになるが、景観の素晴らしさはつかの間、待ち構えいたのは急登、しかも小石のザレ場や岩場もありで、ゆっくり景観を楽しみながら登頂しようと考えていたが不可能である。一歩一歩の登りの急登にしがみつくのが精一杯だ。
山頂付近では四つん這いになって登ったりするが、その際落石が頭を直撃する恐れがある。その防御の為のヘルメット装着の必要性を痛感する。岩間から咲いている花(チシマギキョウ、コマクサ等)に力を貰ったメンバーもいるようだ。やっとの事で赤岳頂上山荘に着いたが、ここの景観も素晴らしい。尾根からの景観に加え、稜線がクッキリ見える。迫力ある阿弥陀岳稜線、険しい横岳稜線、そして赤茶けた岩肌の優美なこと。私は稜線が大好きだ。迫力ある遠中近の立体感が、写真に撮っても褪せない立体感に憧れる。四つん這いになって登った者しか味わえない景観だ。本当に天候にも恵まれ、素晴らしい景観にも巡り会えた登頂になったと感無量となる。
暫く感動した後、赤岳頂上から文三郎尾根を下ろうとするが、これが最大の難所である。疲労の蓄積した足に、容赦なく急な下りが襲いかかる。私は大いに間違っていると思いながらもストックを使って降りてしまった。足の疲れをストックでカバーしようとしたのは過ちだった。大事に至らず本当に良かった。前文にも書いたがストックの収納方法、活用方法を検討し直さなければならないと痛感する。
皆、行者小屋まで事故もなく下山し、食事休憩の後赤岳鉱泉へ向かう。途中、中山尾根展望台に立ち寄った。木立の隙間からは、大同心や小同心、そして赤岳、阿弥陀岳の雄姿を望むことができた。
赤岳鉱泉には昼過ぎに着き、初日体調不良になったメンバーが既に着いていた。早朝に別グループと合流し登ったようだ。元気そうなので安心した。
小屋では温泉に入って、ゆったり出来た。それぞれ4つのコースの仲間28人が合流し、夕食時間前に延々と宴会が続いた。早く到着したので、早くから酒を呑んでしまった。夕食はなんとステーキ。これも美味かった。


【8/2(日)】赤岳鉱泉6:30→(北沢コース)→7:30堰堤広場→8:10美濃戸8:25→9:15美濃戸口9:50⇒10:00もみの湯11:00⇒15:00柏の葉GS・精算⇒柏15:50
★3日目 赤岳鉱泉〜美濃戸口
赤岳鉱泉から美濃戸口に帰るのみの下りのコースとなる。初日体調不良だったメンバーと付き添ってくれたメンバー2名増えた賑やかな帰路となる。コースは一般的な樹林帯を下山した感じだ。
美濃戸山荘で牛乳など飲みながら休憩する。ここまで下山すれば下界の雰囲気が少し漂う。
ここから林道を美濃戸口に向かって歩く事になる。林道の歩行は時間がもったいない気がする。途中、山道のショートカットが有り、そのコースを歩いた。山道はカラマツの落ち葉で敷き詰められており、それがクッションとなり歩いても快適であったが、木が倒れて道を塞いでいる箇所もあり、それをくぐって通り越すのに体力を使った。
林道歩きと山道のショートカットを組み合わせ、変化をつけながら美濃戸口へ向かった。無事下山。
駐車券1枚で1杯の珈琲がいただけるとのことで、八ヶ岳山荘でのコーヒータイムで時間調整をし、「もみの湯」で一浴してから、柏に帰る。

