小野岳・安達太良山・泉ヶ岳・霊山

山行日:2023年2月23日~26日

参加人数:男性単独

報告:

東北の雪歩きに4日間行ってきました。天候にも恵まれ新雪のパウダー歩きが堪能できました。
①2月23日(木) 小野岳(東北百名山)
自宅(車中泊)⇒大内宿登山口7:28→8:47鉄塔(夏道合流点)→10:55小野岳11:08→鉄塔12:16→12:56登山口⇒(湯野上温泉)⇒道の駅(車中泊)
会津の観光名所である大内宿登山口から登りました。このルートの冬季レコはヤマレコでも10年前の1件のみ。登山口からノートレースで膝上迄踏み抜くのでワカンを装着。
夏道は谷で急なトラバースのため左の尾根へ急登を上がります。稜線に出ても膝下のラッセルが続く我慢の区間。鉄塔からは夏道と合流し緩斜面。ブナの大樹と雪庇が続きます。最後の急登は少々凍っていて左が切れているのでアイゼンをワカンの上から装着。
青空が広がり安達太良山や磐梯山、西吾妻山がクッキリ。ノートレースの山頂を独占し、来た道を自分のトレースで戻りました。
大内宿の観光や湯野上温泉も堪能できました。

②2月24日(金) 安達太良山(日本百名山)
奥岳登山口06:43→08:42薬師岳→09:14仙女平分岐→10:05安達太良山10:08→10:32峰の辻→10:57くろがね小屋→11:41勢至平分岐→12:48奥岳登山口⇒(岳温泉) ⇒道の駅(車中泊)
10年振り初めての冬季。朝一のノートレースは分り難くゲレンデ内を少し歩かせてもらう。ゲレンデトップからかすかな踏み跡を辿って薬師岳、「ほんとうの空」。
樹林帯を抜けると名物の強風。仙女平分岐からは視界も15m程。稜線歩きで山頂に到着。山頂の岩峰にも登ります。下山し始めると晴れてくるアルアル。くろがね小屋への下りは開けていて気持ちがよい。3月で建替えのくろがね小屋を眼に焼き付けて、長いトラバースを下山しました。
下山後、岳温泉の高級旅館のいいお湯で温まり翌日に備えました

③2月25日(土) 泉ヶ岳(日本三百名山)
泉ヶ岳スキー場P 06:01→06:54水神平→07:55三叉路→08:34北泉ヶ岳→08:51三叉路→09:34泉ヶ岳→10:18見返平→11:25泉ヶ岳スキー場P⇒(温泉) ⇒道の駅(車中泊)
3日目は仙台北西の泉ヶ岳。先に北泉ヶ岳から周回します。
水神コースは緩斜面で歩き易い。三叉路からは新雪パウダーなのでワカン装着しフカフカ歩きを楽しみます。北泉ヶ岳は本日の最高点。三叉路までの戻りもパウダー歩きが気持ちいい。
三叉路から泉ヶ岳方面はトレースが薄くなりますが、引き続きパウダー歩き。やはり宮城まで来ると雪質が違います。泉ヶ岳は飛ばされそうな強風。下山は滑降コースで10名くらいとスライドしました。短時間ですが新雪のパウダー歩きが堪能できました。

④2月26日(日) 霊山(東北百名山)
霊山登山口06:22→07:05国司沢展望所→7:11天狗の相撲場→07:25護摩壇→07:36霊山城跡→07:47西物見岩→08:03釣瓶落岩→08:18霊山寺跡08:38→08:52天狗岩展望所→08:57紫明峰→09:35二ツ岩→09:45霊山(東物見岩)→10:01望洋台→10:08五百羅漢岩→10:20大山祇神社跡→10:47日暮岩入口→11:07登山口⇒(温泉)⇒19:00帰宅
4日目最後は福島・伊達市に戻って霊山です。早朝は降雪で道路上も3cm近く積もっていますが、登山口まで何とか滑らず到着。
準備して日出直後にスタート。林道を少し進むと凍結雪のためチェーンアイゼンを装着。ほどなく霊山らしく奇岩が連続します。寄れるところは折角なので全て寄ってみます。
護摩壇も足許が締まっていたので周回。釣瓶落岩では丁度晴れてきたので遠望が楽しめました。霊山寺跡往復し、天狗岩展望所ではゴリラに見える天狗岩と稚児岩の絶景を堪能します。その先、紫明峰の看板まで細いトラバースを進みUターン。二ツ岩から霊山山頂(東物見岩)に到着。石巻の牡鹿半島が見えました。蟻ノ戸渡は雪がついているのでパス、望洋台から宮城の牡鹿半島など太平洋を拝んで下ります。下山は早い。
紅彩館の湯で温まって帰路につきました。いい歩きができた4日間でした。