槍ヶ岳北鎌尾根
山行日:2023年8月22~25日
参加人数:男性2名
コース:
8月22日:(前夜新宿22:25発)上高地発(5:40)→横尾(8:15)→(12:05)水俣乗越分岐(12:15)→水俣乗越(14:15)→北鎌沢出合(16:35)
8月23日:北鎌沢出合(5:35)→北鎌のコル(10:50)→P2749(13:10)→独標(16:25)→ビバーク地(P2873 手前)(17:35)
8月24日:ビバーク地点(5:05)→北鎌平(7:45)→(10:05)槍ヶ岳山頂(10:30)→(10:50)槍ヶ岳山荘(11:30)→天狗原分岐(14:00)→槍沢ロッジ(16:20)
8月25日:槍沢ロッジ(6:10)→横尾(7:20)→上高地(10:30)
報告:
8月22日:水俣乗越までは一般ルートで多少疲れはあったが、天上沢の下りは踏み跡はあるものの悪路で時間を要した。
北鎌沢出合に着くころにはヘトヘト。先行パーティのガイドさんに水場を聞くと、北鎌沢左股を50m程登ったところと聞き、がっくり。水汲みだけで、翌日の槍ケ岳到着は無理と判断。
8月23日:北鎌沢右股にも細々と伏流水があり、飲料水の再補給で時間を要す。途中クライマーズホイホイに捕まらないように登る。ガスにまかれて捕まる登山者もあり注意が必要。
北鎌のコルへの最後の20m程は、尾根状の地形の中に踏み跡がある。YKは相当へばって、YTより1時間半は遅れた。
稜線は岩稜帯、最初の登りはフィックスロープがあるが、天狗の腰掛からはルーファイが必要。独標下標高2800mのラインを千丈沢側へ巻き、北側の岩稜から独標へ登る。ロープによる確保。
地図上は独標から先は平坦な地形に見えるが、鋭い岩稜帯。2873mの標高点の手前のコル近くにわずかな平坦地があり、ビバーク。
8月24日:P2873以降も岩稜帯が続き北鎌平手前のピークで懸垂下降支点がある。左に逃げればクライムダウンもできるが、お遊びで懸垂下降。
北鎌平を越え左側の尾根に取りつくと、「槍の穂先は近い気を抜かずにがんばれ」のプレート。総じて、岩が緩く、落石危険地域。鑓穂先まで最後の10mでビレイポイントがあり、ロープで確保。その後頂上までは易しい岩登り。
山頂で雨が降り始め槍ヶ岳山荘で昼食している間に雨は止んだので、槍沢一般ルードを下る。予備日を使って槍沢ロッジで宿泊。