鍋足山南沢

山行日:2023年8月26日

参加人数:男性2名

ルート:

コース:

荒川沖駅西口(6:30)⇒日立南太田IC⇒(8:00)湯草(8:15)→東の尾根取付き(8:25)→(8:55)倍力システム訓練(10:35)→林道合流点(11:05)→林道→南沢下降点(11:20)→(11:40)奥の滝下降訓練~以降3の滝を下降(13:40)→(14:00)湯草(14:10)⇒日立南太田IC⇒(15:30)荒川沖駅西口 【行動時間:5時間40分 歩行距離:4.1km 標高差:265m】

報告:

今回のコースは一般登山道ではない。登山口は、常陸太田市の県道33号線沿いにある湯草集落にある。集落のごみ収集箱が設置されている所の歩道が少し広くなっており、そこに車を停め、そこから、来た道を15分程戻ると集落の墓地に入る階段がある。その道が登山道に続いている。登山口を示す表示物は無い。
そこから踏み跡の薄い山道がしばらく続く、草木が茂っており、蜘蛛の巣を枝で払いながら進む。道は次第に太く明瞭になり、30分ほど歩いたところで右側の急斜面を使って倍力システムを使った引き上げ訓練を行った。
CLがロープにリュックを括り付け、急斜面に投げ落とし、①カラビナ使った1倍力。②プーリー(滑車)付カラビナを使った3倍力。③同じく、プーリー付カラビナを使った5倍力。の3つの方法で引き上げ訓練をした。
それぞれのシステムの作り方を練習し、引き上げる時の負荷の違いを体験した。リュックの重さは6~7kg位だったと思うが、1倍力ではその程度の重量でも“カラビナとロープの摩擦。リュックと地面の摩擦。地面に生えている下草の障害。”などで、引き上げるのにかなりの力を要した。
次に、3倍力・5倍力で引き上げてみると負荷はかなり軽くなったが、引き上げるロープの長さが“〇倍力”に比例して長くなり、フリクションの移動も加わり、ロープの操作が増えた。人・物を引き上げるのは大変。ということが分かりました。
後半は、4月に登っている南沢を下った。沢は水流が少なく、滝の岩面はごつごつと凸っており、黒光りしてぬめっている。滝の高さは15m位あり、滑りやすい。“奥の滝”をはじめ、4つの滝を5回の懸垂下降で下りた。「支点選定・セルフビレイ・支点構築・ロープのセット・懸垂下降・ロープの回収」の一連の流れを反復練習できた。
今回訓練したことを、より早く、正確にできるようにするために定期的な練習が必要だと感じました。