大石林山・与那覇岳・名護岳

山行日:2024年1月28~31日

参加人数:男性1名 女性1名

報告:

50年振りに沖縄へ行ってきました。北部のやんばる原始のエリア大石林山、沖縄本島最高峰の与那覇岳、日本一早咲桜の名護岳をメインに沖縄縦断山旅3泊4日をお天気に恵まれ歩きました。
日の出、日没が遅く計画より出発時間が遅い行動となりました。3座とも低山ながら紺碧の東シナ海を臨み、標高の割りにはアプローチが長く、亜熱帯植物に囲まれた滑りやすい琉球石灰岩の登山道を慎重に歩き、標高だけでは図れない南国の沖縄山行を楽しみました。
1/29 大石林山(だいせきりんざん)250m
奇岩・巨石コース(11:30)→美ら海展望台コース→ガジュマル森林コース(13:00)
沖縄本島最北端、2億5千年前に海の中で形成された石灰岩が地殻変動により隆起し、古代から受け継がれた景観が楽しめます。奇岩の中にはゴリラや龍、イグアナに類似した巨岩もありました。
美ら海コースの展望台からは鹿児島県与論島が近くに望めました。
ガジュマル森林コースは不思議な神秘の世界、映画「ゲゲの鬼太郎」の撮影地でもありました。期待した天然記念物のヤンバルクイナには遭遇しませでした。
1/29 与那覇岳(よなはだけ)503m
与那覇岳登山口P(13:30)→記念碑(14:00)→山頂分岐(14:11)→与那覇岳山頂(14:45)→記念碑(15:25)→与那覇岳登山口P(15:50)
沖縄本島最高峰の与那覇岳へ移動、登山口をスマホナビに頼り失敗、道の駅ゆいゆい国頭(くにがみ)併設の観光課へ戻り道順を教えて頂き無事に登山口駐車場へ到着。何かトラブルがあったらしく警察官がおり、遅い時間からの入山の安全を確認、ルートを外れると遭難が多く捜索が困難なので、絶対にルートから外れない旨の厳重注意を受け入山を開始しました。
登山道は亜熱帯植物に覆われ日差しが届かず、幾筋の沢水が行く道を湿らしていました。標高差は無いものの倒木を跨いだり潜ったりのアドベンチャーな登山道でした。
山頂は10畳ほどの広場、同じような下山道が6ケ所程、間違えると遭難すると事前情報を得ていたので、しっかり黄色テープを目印に付けました。日没が遅く下山時刻まで日差しはありましたが、通常は入山しない時刻でしたので緊張感が増しました。アプローチが長く、海の眺望は1箇所のみでした。
1/30 名護岳345m
名護中央公園P(9:14)→名護岳分岐(10:05)→名護岳山頂(10:30)→東屋→名護中央公園P(11:33)
日本一早咲きの桜が観られる名護岳、色鮮やかに咲く桜の傍らには桜まつりの看板が立っていました。観光客も利用する公園駐車場から出発、名護岳登山口分岐まで1時間ほど舗装道路を歩きました。
登山口からいきなりの急騰、手足をしっかり使い登りました。山頂から360度パノラマ海も望む気持ち良い眺め、名前知らずの黄、白、ピンクの小花も咲いていました。蝶や野鳥も多く、毛虫を見付けたのには驚きました。
東屋へ向かう下山道は階段が多く、コース選びが良かったです。山頂は私達のみでしたが山中で登山者と出会い、知名度がある人気の山だと実感しました。

沖縄の自然は美しく楽しい島でした。琉球独自の歴史と本州とは全く異なる動植物の生態、サンゴ礁のある青い海と自然遺産、世界遺産と見所が多く計画をほぼ満喫した山旅でした。