鹿島槍ヶ岳・五竜岳

山行日:2023年8月9~11日

参加人数:男性単独

ルート:

コース:

1日目 八方池山荘7:47→8:12第2ケルン→8:17八方ケルン→8:25第三ケルン→8:39下の樺→9:04扇雪渓→9:20丸山→10:03唐松岳頂上山荘→10:21唐松岳→10:37唐松岳頂上山荘10:43→10:47牛首10:53→11:46大黒岳→12:42白岳→12:44遠見尾根分岐12:49→12:50五竜山荘(泊)
2日目 五竜山荘05:40→6:37五竜岳→8:06北尾根ノ頭→9:34八峰キレット小屋09:43→9:53八峰キレット10:00→10:59鹿島槍ヶ岳北峰11:04→11:37鹿島槍ヶ岳→12:13布引山→12:50冷池山荘テント場→12:56冷池山荘13:08→13:22冷乗越→13:53爺ヶ岳北峰→14:17爺ヶ岳中峰→14:31爺ヶ岳南峰→15:06種池山荘→16:19岩小屋沢岳→16:31新越岳→17:04新越山荘(泊)
3日目 新越山荘03:17→4:07鳴沢岳→5:19赤沢岳05:23→7:04スバリ岳07:10→7:16小スバリ岳→8:00針ノ木岳→8:47針ノ木小屋→9:50蓮華岳→10:51北葛乗越→11:47北葛岳11:55→12:28七倉乗越12:39→13:27七倉岳→13:37船窪小屋→14:09天狗の庭→14:44鼻突八丁→15:20岩小屋15:27→15:59唐沢ノゾキ→16:51七倉登山口

報告:

八方尾根から七倉に抜ける全長42kmの縦走ルート。百名山2座、二百名山1座、三百名山3座を含む全15座のピークを踏破してきた。
初日早朝下山口に自転車をデポ。JR大糸線北大町駅前の広場にマイカーを置いて、始発の電車に乗り込む。白馬駅からはタクシーとロープウェイを利用し、八方池山荘からのスタート。
3日間で走破するには1日平均14kmを進まねばならないのだが、軽量化した小屋泊装備とはいえども立ち止まっている余裕は殆ど無い。全日程3日間のうち、晴れたのは最終日だけ。
本計画最大の目的である五竜岳・鹿島槍ヶ岳・八峰キレットは、残念ながらガスの中を進むこととなった。そんな中でも目を楽しませてくれたのが、天然記念物の雷鳥。コース上で何度も出会った。人間慣れしているためであろうか、かなり至近距離まで接近できた。今回雷鳥の可愛らしい鳴き声を初めて聴いた。よくよく見るとヒナが親鳥からはぐれてしまっていて、わが子を探している様子だった。手を差し伸べたい気持ちを押し殺し、涙をのんで顛末を見届けることなく先を急いだ。
2日目宿泊地の新越山荘に向かう途中ですれ違ったパトロールらしき二人組から、体長2mほどの熊と今しがた遭遇したとの情報を得た。ここから山荘迄の約30分の区間、熊には十分注意して下さいと…(゚Д゚;)!キレットよりもある意味よっぽど怖い思いだった。
最終日無事七倉へ下山の後、北大町駅までは自転車で17kmの滑走。オーバーヒート気味の体に、風を切って走る瞬間は最高のご褒美となりました。3日間の山行時間は30時間、累積標高差は登り4645m下り5254mに達しました。